昨日のリフォーム予定は、おじさん、朝8時に作業開始。しかし、安定のdelay(遅れ)で連絡来ず。9時半過ぎになってやっと、ホームセンターにいるから遅れるとのメッセージ。これから向かうと言ったきり、その後も音沙汰無し。
お昼になって戻ってきた夫が痺れを切らせ、再び連絡すると、もう今日は行けないという返信が。なんと、義理の娘さんが交通事故に巻き込まれたらしい! おじさんの説明によると、信号待ちをしていた娘さんの車に、信号無視の大型トラックが突っ込んできたとのこと。娘さんが無事でありますように。
それにしても手厳しいかも知れないが、事故がわかった時点で顧客には連絡するべきだというのが夫の意見。私もそう思う。9時半にこれから向かうと連絡されたら、こちらはドアーを開けて待っている訳で、3時間も音沙汰無しはどうかと思う。
ということで、おじさんには地下室のリフォームだけを頼むことになるかな、という心境。夫も、キッチンや他のリフォームは他の業者さんだな〜と、呟いていた。
その後、おじさんからは連絡が来ないので、ついつい最悪な事態を危惧してしまう。とにかく娘さんの命に別状がありませんように。
昨日はもう一つ、夫の進めていたプロジェクトがあった。家の周りのガーデニングだ。お隣さんの雇っていたメキシコ人庭師チームが来てくれるのだ。
庭師のエドワルドから、植えたい木や植物を用意しておくよう言われていて、一昨日出掛けたナーサリーに、今度は夫と出向いた。
今回も紫陽花を購入。ただし、めちゃくちゃ大きな株を2つ買った。夫が居ると、こういう大振りなものでも簡単に車に積んでもらえるのでありがたい。
そして、木をどうするか、夫とあれこれ会話をしていたら、突然、ナーサリーのTシャツを着たお髭のお爺ちゃまが「何かお手伝いしましょうか?」と声を掛けて来てくれた。助かった!とばかりに、庭に植える木を探している旨を話した。お爺ちゃまは、夫から風の吹く向きや日照条件を説明されると、「Follow me!」と私達夫婦を迷うことなく、とあるセクションに案内してくれた。
そのセクションは、強風やfull sunという過酷な状況にも屈しない木々のコレクションを置いてある場所で、次から次へと様々な種類の木の説明をお爺ちゃまがしてくれた。その知識の豊富なこと!!それぞれの木の育て方やケアーの詳細を語る姿は、まるで人間GoogleかチャットGPT。アメリカ版らんまんだった。
今回は、お爺ちゃまに勧められた木を1種類購入。後日また、違う数種類の木を買う予定。次回も是非お話を伺いたいと、お爺ちゃまの名前を尋ねたら、「ドクター・ボブと呼ばれているんだ」と笑顔で教えてくれた。そうして彼は颯爽と木々の中へ消えていった…。
お会計時にキャッシャーのおばさんにドクター・ボブに助けてもらったことを話したら、「ワオ、あなた方は相当ラッキーだったわね!」と言われた。おばさんの話では、ドクター・ボブは州内外を問わず、大変著名な植物博士とのこと。だから”ドクター“だったのか。リタイアしてからは、こうしてナーサリーで木のお世話をしているらしい。本物のらんまんだったw
大きな紫陽花と木を車に乗せて帰宅。
するとドライブウェイには既に、庭師のエドワルド一味が待機していた。時間厳守のプロも居るのだと、密かに感動。笑
エドワルド達は黙々と5時間程作業をこなし、家の周りの庭を整えてくれた。新たに買った木と紫陽花も美しく整えられたベッドに植えてくれた。
これで請求額はたったの$900。感動した夫はチップをはずんでいた。笑
まだまだデザインしたい場所もあるので、ガーデニングはエドワルドに任せようと思う。
地下室のリフォームが全く進まず、意気消沈していたら、昨日買ったばかりのバカ高い瓶入り牛乳が漏れて、冷蔵庫が牛乳まみれに!
もうこれは、「地下室のことで思い煩うより、冷蔵庫をキレイにしろ」という神のお告げだと思って笑、冷蔵庫の中を大掃除することにした。
棚を取り外すと、どの様に棚がデザインされているのかが見えて楽しい。デザイン・エンジニアリングだ。世の中にはそういう仕事を生業とするプロもいるのだから、世の中の仕組みはつくづく面白いと思う。
牛乳が漏れるハプニングがあったものの、そのお陰で冷蔵庫の中のデザインも見れたし、何よりも美しく整えられた。
すなわちこれ、人生の縮図なり。