相変わらず、ひよこ豆を食べている。ひよこ豆とビーツ、ケール、芽キャベツ、そしてザクロのサラダ。それだけでは申し訳ないのでw、立派なステーキを2枚焼いて切り分け、マック&チーズを添えてみた。いかにもアメリカンなメニューに、夫が「子供の頃の食事を思い出すよ〜。僕のマムがステーキ大好きだったからね。週に一度はステーキだったよ」と語っていた。
酷く仰々しい感じで、購入したばかりのミントンのお皿に盛ってみたのだが、マイ・ファミリーは誰1人として気付いていなかった…。unbelievable.
地下室のリフォームの進み具合だが、今日は天井が変わった。
例えばアメリカで家を売買する時、あるかないかで値段が大きく変わるものがいくつかあって、その最たるものは天井のデザインだろう。
圧倒的に人気なのは、シンプルにスムースな天井。
そこから派生して、raised insetやパネルを使った3Dなcoffered、covedなど、いかにもお金を掛けていそうなデザインのものになっていく。
その反対に、今最も忌み嫌われている天井のデザインが、textured ceilingと言われるもの。
70年代や80年代には一般的だったポップコーン天井と呼ばれるものが、その代表である。
"textured ceilings"で検索して頂ければ、数々の実に醜い天井の画像をご覧になれると思う。
なので、天井がスムースであれば、それだけで家の値段がグッと上がるのだ。
少しでも高く家を売り出す為に、多額の費用をかけて、わざわざ天井をスムースにしてから売るオーナー達が沢山いるくらいだ。
そんなトレンドもあって、我が家の地下室のリフォームを始めるにあたり、私のチョイスはスムースな天井の一択だった。しかし夫は、どうせ地下室なのだから、天井はパイプやワイヤーを剥き出しのままで良いと、当初は言っていた。勿論、その意見は速攻で私が握り潰した。
リフォーム業者のおじさんが、剥き出しでは味気ないので黒などにペイントしてみては?と勧めてくれたが、その意見もバッサリと切り捨てた。因みに、天井板を貼らずにペイントする人は結構多いらしい。↓
インダストリアルなデザインを完璧に求めるのであれば、こうしたペイントする天井は、無機質でお洒落に見えると思うが、我が家の地下室のデザインに、インダストリアルな要素は一つもない。
その後、何度も話し合い、夫は渋々、天井板を貼ることに賛成。だが、”地下室だから"という理由で、最後の最後までスムースな天井にお金を掛けることに賛成しなかった。
私も最後の最後まで、「スムースな天井にしなかったら、絶対に後悔すると思うよ」と、半分呪いか脅しの様にw 抵抗し続けた。
だが結局、「地下室だから」という夫とリフォーム業者のおじさんの計画通りに、天井にスタンプをするtextured ceilingになった。
朝8時ちょうどに、新顔の職人さんが到着。またもやメキシコ移民の職人さん。茶目っ気たっぷりのノリの良いおじさんだった。
職人さんはバチン、バチンと軽快に何かを天井に打ち付ける音を響かせ、ものの3時間ほどで作業を終えた。早っ!!
最初から全く期待していなかった私は、ため息を吐きながら地下室へ降りた。
あまりにも醜い見た目に、思わず涙が出そうになる。
流石に、この天井を見た夫も黙ってしまった。後悔しても遅いわっ。
リフォーム業者のおじさんに連絡したところ、乾けば模様が目立たなくなってくるとのこと。あとは多少ヤスリで削り落とせるとのことなので、「そうして下さい!」と、即答した。
夕方、再び地下室に降りてみると、確かに乾き始めていて、それほど凹凸は目立たなかった。
でも、隣で黙って天井を眺めている夫に、「キッチンの天井は絶対にスムースにするから!!」と、しっかり釘を刺しておいた。
まあ、あまりにも嫌だったら、板やパネルを貼ることも出来るので、とりあえず様子を見ることにした。
フロアーのサンプルを置いてみる。うーむ、ちょっとcoastal(=ビーチ風)過ぎるかな? ナチュラル過ぎるかな?
天井にショックを受けて、WHATEVERな精神状態である。笑