遂に、家族がNYへ引っ越して行った。
アメリカでは引っ越し業者に頼むよりも、自分たちでU-Haulというトラックをレンタルして移動することが圧倒的に多いので、夫も、ベテランのトラック運転手である友人にトラックのサイズを相談しながらレンタルしていた。
私と野獣2匹を除く、ファミリー全員が総出でNYへと出発したが、夫の運転するトラックに続いて、ミニバン、フィアットにもぱんぱんに荷物が積まれた。
出発する前日、最終的なパッキングをしに帰宅した家族は、「マム、このミラー貰っていって良い?」「マム、このサイドテーブルも欲しい」と、ポンポンと私の気に入っていたフレンチ・カントリー調の家具をトラックに積んでいった。おまけに私の母が生前使っていたお琴、他にも着物や帯、和装小物など、とにかく積めるだけのものを一切合切持って行った💦 どうやらNYでお琴や着付けのレッスンも受けるらしい。笑 夫が「更にお金が掛かるな・・・」と、ぼやいていたw
確かに、いくら学費を全額免除された特待生と言っても、学費、学食費、そして交通費以外はバイト代で生活しなければならないので、本人も少しでも出費を抑えたいのだろうが、この家族は夫に似ていて、何でもモノをaccumulate(溜める)する癖がある。だから、いつも両手は手荷物でふさがっていて、整理整頓の出来ないpack rat(ものを捨てられずに溜めこむ人)になっているのだ。車に荷物を詰め込む時も、他の家族たちから「なんでYouはこんなに持ち物が多いんだ!」と、物凄いブーイングを受けていた。
そんな家族だが、本人は新しいアドベンチャーにワクワクしている感じだ。まあ、若い頃は、生活が苦しいのが普通だし、みんなそうして頑張って自立していくものだ。
とは言っても、この家族には、高校卒業後、やはり学費を全額免除された特待生として他の州の大学に4年間通った経歴がある。その時はバイトもせずに、大学から振り込まれたお金を上手にやりくりして卒業したのだから、NYでも恐らく何とかやるだろうとは思っている。勿論、NYは物価も倍以上に高いので、夫と私も最大限のサポートはするし、そういう面では安心して、NYという大舞台で、負けずに博士号を取ってきて欲しいと思う。
ただ、皆がNYへ旅経った後の我が家には、持ち去られたサイドテーブルの上に乗っていた大きなランプが、今は無造作に床に置かれている。新しいテーブルを購入しなければ・・・。はぁー。
がらんとした家族の部屋で、古い薄汚れた馬の顔のポシェットを見つけた。
まだ小さかった頃、『Spirit』という馬の映画が大好きだったのだ。日本から遊びに来てくれた母と毎日この映画を観ては、馬の様に走り回って、主題歌を歌っていたのを思い出す。ポシェットはきちんと洗って、思い出の箱に入れておこう。
そう言えば、この曲の歌詞は、新しい門出にはぴったりだった。
Here I am, this is me
I come into this world so wild and free
Here I am, so young and strong
Right here in the place where I belong
It's a new world, it's a new start
It's alive with the beating of a young heart
It's a new day in a new land
And it's waiting for me
Here I am
ブライアン・アダムスのフルバージョン。
ということで、現在、家族不在の我が家。静かだし、家事の量もグッと減って、久しぶりの休暇という感じ。嬉しい。
なので、早朝、野獣たちの散歩を2倍の量にしw、疲れ切った彼らにご飯を食べさせ、パパっと掃除を済ませれば、午後はほぼフリータイムになるので笑、気になっていたレシピで、再びマカロンを作ってみた。(諦めが悪い←)
こちらのレシピは、ちょっと作る分には調度良い量なので、例え失敗しても、大量破棄をせずに済む。ありがたいレシピだ。おまけに、フレンチ・メレンゲなので、砂糖を熱してシロップを作ったり(イタリアン・メレンゲ)、湯煎で溶かしたり(スイス・メレンゲ)、色々と面倒なことをしなくて良い。
ただ、ピエが弱い感じ。私のマカロナージュが問題なのかも知れない・・・。
割っても空洞化していなかったので、クリームを挟む予定。
こちらのレシピは、とても興味深い。
理系のためのマカロン(卵Mサイズ1個分) by アロエリーナ 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが386万品 (cookpad.com)
本日のブランチは、美味しそうなサラダのレシピ雑誌を読みながら、スーパーのデリ・コーナーで買ったサラダ。笑
自分独りなので、料理をするのが億劫なのだ。
マカロン作りで大量に余ってしまった卵の黄身を使わないとで、カルボナーラをディナーに。サラダは、キング・サーモンをレモン汁と湯で茹で、簡単なサラダにした。
サーモンもベーコンも余ってしまったので、野獣にもお裾分け。贅沢なワンコご飯であった。
地下室のリフォーム。
業者のおじさんの息子くんが来て、ペイントしていた。いつまでペイントするのだろう。
おじさんの話では、9月15日までに作業が終わるとのこと。
信ぴょう性ゼロ💦
地下室でも、僅かな光が入るのが嬉しい。抜け感。
それでは、良い1日を!