My Rustic Style

好きなデザインで、お気に入りの空間作り。

Anthropology in My Kitchen

 

昨日&今日と、リフォーム業者のおじさん達にドタキャンされた我が家。

 

英語でドタキャンされた、という時は、

”They stood us up."

"They stunted on us."

が、良いと思うw

 

という訳で、本日もまたリフォーム関連の記事ではありません。

度々のことで、本当に申し訳ないです💦

 

 

 

インスタグラムで、面白い動画が流れてきた。

ジェネレーション(世代)別の、朝の出勤風景。時間帯も違うし、服装も違うし、それぞれの世代をきちんと表現していて、非常に面白い。何気に、BGMもピッタリのチョイスで笑ってしまった。

 
 
 
 
 
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A post shared by Brian Kearney (@krianbearney)

 

最初に登場するのは、ベイビーブーム時代に生まれた世代。略してブーマーと呼ばれる。1946~1964年生まれ。我が家の夫は、このブーマー世代にギリギリ滑り込んでしまった。きちんとスーツを着こなし、早朝7時台にはもう準備OK。ガンガン働くことを生きがいとしている。朝が早いのもこの世代。

次に登場する、ミレニアル世代。1981~1996年生まれ。2000年をマークした時期なので、こう呼ばれるのだが、彼らの特徴はテクノロジーを駆使する世代。なので、動画の中でも、ちょっとhipsterを思わせるファッションに、お決まりのラップトップ(ノート型パソコン)持参。お洒落にこだわり、アーティスティックな独自のスタイルとペースを貫く世代。Myドリンクを持参しないのは、スタバに必ず寄るため。

最後に登場するのがジェネレーションZ世代。まさに我が家の子供たちはこのGen Z(ジェン・ズィーと略して呼ばれる)。1997~2012年生まれ。PCやスマホなどのテクノロジーは体の一部、おまけにゲーマーでもあるので、めちゃくちゃ朝に弱く、遅いw  ファッションは、それパジャマ?部屋着?としか思えないものばかり。驚くほど現実主義なので、将来に期待はしていないし、大志も抱かない。ゆえに倹約家が多い。スタバのドリンクが高額なのを知っているので、水入りウォーターボトルはマスト。

 

ちなみに私は、ジェネレーションX世代。1965~1980年生まれ。PCが登場したのはこのGenX世代なので、新しいものには上手に順応して受け入れていく世代と言われている。

ロック世代でもあるので、態度は大きく、声も大きい。

 

最新の世代は、ジェネレーション・アルファ。2010~2025年生まれと定義されている。

アルファとくれば、次はオメガ? でも、オメガはギリシア語で”終わり”という意味だから、人類\(^o^)/オワタ?? 

 

 

そんなGen Zな家族の一人がバースデイを迎えた。

フロリダの大学に戻ってしまったばかりなので、折角の20歳のバースデイを盛大にお祝いすることも出来なかった。寂しさを募らせているのは親ばかリで、当の本人は大勢の友人たちからお祝いしてもらって嬉しそうだった。

Toucan!

友人たちからサプライズで手作りのケーキをもらったそう。何と、家族の大好きなトゥーカンがデザインに!

 

家族の部屋にはトゥーカンのストリート・サインもある。

トゥーカン・ドライブ

友人たち10人グループで、大学の近くのコリアン・レストランで食事をしている画像も送られてきた。良いお友達に恵まれて、感謝しかない。

 

しかし、折角のバースデイに、あれが欲しい、これが欲しいと一切言ってこない家族。一応、家族が好きそうな物を段ボール箱に詰めるだけ詰めていて、来週早々に送るつもりなのだが、それではちょっと普通過ぎて特別感がない。週末に、ウーバーイーツでも頼んであげようか?と、テキストしてみた。

すると、「それもいいね。それから、今日出掛けたディナーで20ドル掛かったんだ」と、返信が。流石、お金にシビアな世代である。笑

なので、即、VENMOで100㌦を送ったら、ご丁寧にも、「マム!多過ぎるよ!」と返ってきた。「本当に良いの?」ですって。「もう遅いよ。これで破産だわ~」と送信したら、「それならなお良いね」と返事が来た。笑

お金にシビアなGen Z

ちなみに、この家族、倹約家の大家みたいな性格をしているので、無駄な物は一切買わないし、安い物を買ってばかりいる。夫に似ているのだ。そんなだから、お祝いなどで頂いたお金やお小遣いを小さな頃からコツコツ貯め続けていて、アルバイトをしたことがない割には、何気に1万ドル近く貯金がある。

 

 

 

 

 

間もなく読み終わるこちらの本。

 

この本の中に、トマト・アスペックという料理が紹介されていた。どうやら、トマトジュースをゼリーにした一品らしいのだが、1950年代くらいに人気だったとのこと。そう言えば、その頃のアメリカの料理は、何でもゼリーにしていたレシピが多かった気がする。本の中で、筆者が、このトマト・アスペックが子供の頃に食べたもので鮮明な記憶として残っていることを、ノスタルジックに書いていた。

とても興味があったので、ネットで当時のレシピを検索して作ってみた。

 

Tomato Aspec

ちなみに、1950年代のレシピだったので、ゼリー型のモルドも1950年代ヴィンテージのKerr瓶を使ってみた。

一言で表現すれば、トマトジュース・ゼリーw 感動するほどの美味しさは無かった。

 

 

Tomato Aspecとココナッツミルクをベースとしたチキン・カレーでディナー。

テキトーカレー

 

 

そう言えば、今現在、我が家から大学に通っている家族が、大学での人類学のクラスがキツいと、ディナー中に言っていた。歴史は好きなのだが、人類学の定義がイマイチ理解出来ないと言う。

それを聞いて、これは完全に遺伝だ、と確信した。実は私も、大学時代に受けた人類学の講義で、全く同じ問題に直面したからだ。哲学でもなく、歴史学でもなく、そのくせそれら全てを包括した人類学という学問の定義に、一体どんなスタンスで対応すれば良いのか混乱して、論文を書くにも随分と悩んだものだ。

 

そして、今日、Tomato Aspecを作っている時に、1950-60年代のレシピを通して伺える今はもう亡き時代の、そこを生きていた人々がエンジョイして継承していたであろうものを色々と考えていた。ひょっとすると、これは文化的所産についての考察だから、人類学にカテゴライズされるのだろうか?

そんなことをふと思ったが、やはり今でもよく理解出来ていないようだ。

 

 

それではステキな週末を!